第3章 コチョウラン
Sho side
潤「翔くん…抱いて…?
やさしく,してね……」
恥じらいながら呟いて
俺を見上げる潤に
また思考がショートするかと思った
翔「ん,優しくする…ありがとう,潤」
でもなんとか理性を保って答えた
信じてくれた潤を
大事にしたいから…
そうは言っても俺も男を抱いたことなんてない
持っている知識をフル活用しないと…
翔「潤…前に…俺が皆にあげたボディケアセットある?」
滑りをよくしないと…と思い浮かんだ乾燥を防ぐボディオイル…
潤の指さした棚からボトルを出して「また買ってやるから」なんて緊張している潤に笑いかけながら自分の緊張も解す
たっぷりとオイルを垂らして
再び潤の中心に手を滑らせた
潤「あっ……っあ,んっ…はぁぁっ…」
前に刺激がくると思っていなかったのか
身構えていた潤の力が少しだけ抜けた
片手で潤のモノを扱きながら
指を後ろへと滑らせていく
潤「んんっ…ふっ…あっ…」
指が蕾に触れた瞬間
ビクンと躰を揺らして
また力がこもる
なるべく意識が後ろに行かないように
胸の尖りにも舌を這わせて
オイルをたっぷりと絡めながら
潤の蕾にゆっくりと指を埋めた
潤「っん……っぅ…んっ…」
翔「潤…息吐いて…」
呼吸もままならなくて
指はぐいぐいと押し戻された
それでも緩々と周りを解しながら
潤自身への刺激と胸への刺激も続けていく
潤「あっ…はぁぁっ…やぁっ…変…」
刺激を続けるうちに
潤の躰の強張りが少しずつ解れていくのがわかった
翔「潤…上手だよ」
焦るな…と自分に言いきかせながら
ゆっくりと潤の中へ指を進めて行った