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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第49章 カカオフィズ


Toma side

坂本くんに似てると言われて…

健くんに可愛いなんて言って
少しアルコールも入ってふわっとしていた頭が

急に冷えて現実に戻された

健くんの好きな人は坂本くんで…

似てるらしい俺は…届かない想いの身代わり…?

そう思うと

今日も送ってほしいという
一緒にいれる嬉しい言葉も
今の俺には聞きたくない言葉に変わって…

斗「…俺は…坂本くんじゃないですよ…」

小さくそう言った

わけがわからないと言うような声をあげて…
俺から離れていってしまった健くんを目で追いながら

思わずため息が零れた

坂本くんの代わりとして送ることなんてできるわけない……

暫く目の前の酒を飲みながら
ぼーっとしていると

剛「斗真お疲れ!!」

さっきまで健くんがいた席に剛くんが座った

斗「お疲れ様です!今日は楽しかったです!」

せっかくのお祝いの楽しい場だ…と
気を取り直して笑顔を向けると

剛「松本と相葉もいるし,あっちで飲もうぜ!」

俺が一人でいたからか誘ってくれて

盛り上がって騒いでいる席にお邪魔した

他愛のない話をしながら
ふと視線を移すと

こっちを見ていたぽい健くんと視線が絡んで…

でも翔くんとかTOKIOのメンバーとかと
楽しそうに笑っていて…

さっき気まずくなってしまったからこそ
俺以外に向けられるその笑顔を見たくなくて

ふっとすぐに視線をそらした
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