第30章 マロンscene2+green
俺は遂に望みを叶えた。
このために、入念に準備した。
今、この瞬間それが叶った。
欲しかったんだ。雅紀が。
身体を重ねる度に雅紀が囁く言葉が俺をどんどん侵食していった。
”かわいいよ”
”もっとみせて”
”みたい…キモチイイ顔”
”お前の中、キモチイイ”
”もう…離れたくない”
嘘かもしれない。
上辺かもしれない。
けど俺の欲しかった言葉を雅紀は言ってくれた。
”愛してる”
身体が震えるほど嬉しかった。
俺を求めて必死になる姿が愛おしかった。
欲しかった。手に入れたかった。
だから
嵌めたんだ。