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【嵐小説】嵐色〜甘い味〜
第12章 貝の味
ガン見されている気まずさを紛らわすように、残り少ないパスタを頬張る。
「翔さんの唇美味しそう。
翔さんになら噛まれても良いかも」
「かーずー。
それじゃ和が痛いだろ?
ダメだよ」
「残念。
でも押し倒されてキスされてみたい。
強引なヤツ」
「…はぁ…和」
「はい?
んぐっ…」
和に口づけ、口内にあった貝の実を強引に押し込む。
「んんっ…っ…」
「強引が良いんでしょ?」
そして挑発的に微笑む。
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