第20章 私が猫で、猫が私 (裏:安土組全員)
「っちが・・・・っはぁンっ・・・」
違うと否定しながらも、身体は疼き、三成の言う通り彼を求めるように動いているのは湖にも理解出来た
でも、それを認めるわけにはいかない
「それは、残念です・・・では、もう少し様子を見ましょうか?」
そう言うと、三成は続けて反対の耳と、尻尾はまた根元に向かって進み始める
湖の耳は伏せぴくぴくと反応を示す、尻尾も先端から三成の腕に巻き付き始め、三成は小さく笑みを零した
(可愛いですね・・まるで、湖様と鈴様を一度に愛でているようです・・)
「・・・湖様、触られた感じはいかがでしょうか?」
触られてどうなるかなんて、三成が先ほど皆の前で「性感帯」と言って聞かせ解っているはずだ
なのにそんな質問をしてくる
「っ・・・も、・・やめ・・・っ・・・っ!!」
むずむず、きゅんきゅんと、湖の其処が疼き蜜が溢れ始め、彼の着物をしっとりと濡らし始めている
いつになく溢れ出て止まらない蜜
「では・・・これはいかがですか?」
自分の二の腕に巻き付いている尻尾の先端
それに顔を近づけると、その先端を口に含み甘噛みをする
「あぁぁっ・・・んんンっ!!!」
伝わってくるのは、温かい体温
毛が濡れたことで、余計になで回される感触が強まった気がした
背中を反らし上半身が上がる湖
どろりとした蜜が溢れた事で、軽く達した事を察した三成は、自分の膝から湖を下ろし、冷たい床の上にその身体を置いた
着物を着ているとは言え、今まで人の温もりの上にいた状態から、全くの温度の無い場所に置かれば、その冷たさは余計に伝わってくる
が、それが冷たいと感じたのはほんの一瞬のこと
すぐに自分の体温で冷たさを感じなくなる
なぜなら・・・
たくし上げられたスカートは、お腹付近に纏められ、いつの間にか上衣の胸当ても下げられ、衣服は着ているがその意味を成していない状態になっている湖
その上で湖を眺める三成は、降ろした彼女を縫い止めるように、左手を絡め縫い止め、両足の間に湖の身体を挟めている
「裸にしてしまうと、冷えてしまうので・・・お許し下さい」
「ま、待って・・三成くん・・・」