第1章 ☆徳川家康☆ ~幸福な道~ /連載中
『無理です』
『貴様、命令が聞けぬと?』
-このやり取り先ほどから何度目だろう
いいかげん飽きてきた政宗がひとつあくびをした。
綾を下がらせ襲ってきた大柄の男が綾を信長様の側女と呼んでいたことを話す。
『この屋敷に間者がいる可能性が・・・』
秀吉さんが呟くとその場にいた全員が眉をひそめる。
綾がここ安土で暮らすようになってまだ数日。
人目を引く容姿ではあるが城内のものでもまだ知らない者がほとんどだ・・・
どこから漏れたのか。
-それがなぜ俺の御殿で預かることになるの
・・・迷惑だよ本当に