第3章 ☆徳川家康☆ ~馴れない君~ /完結
『可愛い』
そう、告げて瞼、頬、鼻、首筋に口づけの嵐を降らす。
ふいに綾が俺の首に手を回し、自分から口づけてきた。
バッと赤くなるのが自分でもわかる。
『家康も恥ずかしい?』
『っつ、まあね』
『そっか…、まだまだ馴れなくても大丈夫だよね?』
『うん』
『家康、、、 大好き』
はにかみながらそう言われ身体中の血液が下半身に流れていく。
返事の代わりにそそりたつ俺自身を綾にあてがう。
充分に潤ったそこは、優しく包むように受け入れてくれた。
『くっ…、、、。』
今すぐ果てたいと言っている欲望を何とか抑えゆっくりと動かす。
『あ、あんっ、あっ、あっ…』
再び喘ぎ出す綾。
最奥の一番いい処を優しくついて、さっきまで舌でもて遊んでいた蕾を指で探しあて同時に動かす。
『ん、、、、一緒に触っちゃやだ…、変になっちゃう』
ー もっと乱れる君がみたい
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『はぁ、、はぁ、、、』
自身も果てそうになり俺は最後の余裕をみせて微笑みそっと額に口づけた。
『愛してる』
そう耳もとでささやき、綾を抱きしめるようにしてさらに加速して突き上げる。
『いゃ、、、あっ、、あん、あん』
可愛い声で啼きながら
『ん…っつ、あ、あ、、っあ、いっちゃう』
『くっ、、、はぁ、、ん、いいよ』
そう言って、深く口づけをしながら
『――っん、あぁ――っ』
二人同時に果てた。
天然なあんたは気づきもしないだろうけど
俺も…俺だって毎日どきどきさせられっぱなしで隣にいるのに…落ちつかない。
だけど、そのたびにこうやって気持ちを確かめあっていけばいいんじゃない。
先はまだまだ長いから。