• テキストサイズ

星の砂【銀魂】

第22章 立場が変わって初めてわかることもある【真選組女中編①】


「そうだ。お前と奴らには今まで共に戦ってきた固い絆がある。そんなちょっとやそっとじゃ切れない固い絆だ」

『…』

「また1人?…その考えは違うぞ結衣。俺達はあの日、財閥の娘も孤独な少女も受け入れたつもりはない。

ただの大石結衣という1人の人間を迎えたんだ」

『っ…』

「お前が強くなろうと…変わろうとする気持ちはわかるよ。人を護ることは俺たちの使命だからな。

けどお前はお前のままでいいんだよ。今も昔も俺たちが仲間として認めるのはありのままのお前なんだからな」

『…ッく…ッ』

「お前がここにいる意味は絶対にある。…それは俺達全員との絆が何よりの証拠だ」

私は私のままでいい、そう言ってくれた近藤さんのその言葉はこの先何があっても決して忘れることはない。

私の居場所はここだ。

何も出来ないんじゃない、そばに居ることが何よりも大切なんだ。
/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp