My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
「これなら大丈夫そうだな」
濡れそぼったそこから指を引き抜く。
指の間に纏わりつくその蜜を引いて見せれば、途端に雪の顔が真っ赤に染まった。
「やっぱり今日…っなんか意地悪…ッ」
「何言ってんだよ」
痛くないように感じさせてやってるだけだろ。
赤い顔を背ける雪を余所に、その腰を抱いてずらす。
「次は俺の番」
取り出した既に硬い俺自身に避妊具を取り付ければ、はっきりとその目に映した雪の顔に驚きと赤みが差した。
…俺だけ見られんのはフェアじゃねぇな。
黒いレースの付いたスカートの隅を掴んで持ち上げる。
「わ、何…っ」
「挿れんのに視界の邪魔だ。ってことでこれ、落ちてこねぇように掴んでろ」
「掴んでろって…私、貴方に手を縛られてるんですけど」
「ん」
「は?」
ジト目で見てくる雪の口元にスカートの端を差し出す。
「口が使えんだろ」