第6章 エピローグ~今宵この時~
「…はあ………凄く上手だ……有希ちゃん……」
牡茎が咥内でどんどん膨張していって、既に根元まで咥え込んでいる有希ちゃんの喉を突き上げてしまう。
それでも有希ちゃんの行為が止まる事は無かった。
「んぐっ………くっぅ……ふ………うっ…」
苦しそうに眉をひそめ、涙を滲ませて必死になっている有希ちゃんの表情に背徳感と征服感……
相反する感情が僕の中に沸き上がり、ぞわぞわと全身が粟立った。
それと同時に、さっき吐き出したばかりなのにまた吐精感が訪れて
「有希ちゃん……駄目っ。」
僕は有希ちゃんを制止しようとその頭を両手で押さえる。
吸い上げる動作は止まったものの有希ちゃんの舌先が鈴口を擽り
「駄目だってば……有希ちゃん。………うっ…んっっ…」
僕はびくんと腰を跳ねさせてから勢い良く有希ちゃんの口から牡茎を抜いた。
けほっ…と噎せた有希ちゃんの口からぽたぽたと唾液が零れ、布団に染みを作っていく。
膝を着いた僕は、俯いて肩で息をする有希ちゃんの身体を力一杯抱き締めた。
「ありがとう……有希ちゃん。」
「……気持ち良かったですか?」
「うん。……達っちゃいそうだった。」
不安そうに問い掛ける有希ちゃんの頬を撫でながらそのまま押し倒す。