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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第16章 xxx ending √1:TORU



「あっ、はぁ……入っ、て、くる」

「すご、……熱いね、カオリのナカ」

 徐々にひとつになる身体。

 しとどに濡れたカオリが俺を誘い、最奥までの挿入を許してくれる。俺たち、繋がってるんだね。こころがあったかいキモチで満たされてくみたい。

「……っ動くよ?」

 図らずも切なげな声がでる。

 かっこつけたり、甘い言葉を囁いたり、トオルなら色々やっただろうけど。でも、もう余裕なんかない。激しくしたくなる衝動を抑えるだけで精一杯だ。

 ゆる、ゆる、腰を前後に揺する。
 緩やかな律動に、カオリは目を閉じて、身を委ねてくれている。

「……徹くんの、っ硬い、ね」

 吐息混じりに言うもんだから。

 本当に一瞬、理性が飛びかけた。危ない。マジで危なかった。もうこれ以上かわいいこと言わないでほしい。

「し、ちょっと黙って」

「……へ、なん、で?」

「可愛すぎんの、お前は」

 ぽっ、と顔を染める彼女。
 その頬を両手で包みこんで、キスして、腰の動きを速くしていく。

 打ちつけられる肌。パン、パン、生々しい音が部屋に響く。結合部から聞こえるのはぐちゅぐちゅという湿った音だ。

 やばい。これ長くもたない。

「カオリ、すげ……きもち、い」

「ん、私も、っ……ああっ」

「俺すぐ……イッちゃう、かも」

 前後させる振り幅が自然と大きくなる。唇は離さない。離れたくない。キスしたまま、このまま、二人で一緒にイキたいから。

「……や、ばっ……も、出る」

「うん、一緒に……っいこ?」

「っ、ん、──……ッ!」

 文字通りひとつになって。

 二人の境界線なんて分からないくらいドロドロになって、俺たちは、一番きもちいい瞬間を共有した。

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