第8章 特別指南 2
「そうだ、狂えばいい。狂った優姫を僕が閉じ込めて、毎日啼かせてあげよう。ここが、僕の形になって、僕じゃなきゃイケない身体にしてあげるよ。」
抉るように腰を動かして肉棒で膣穴をかき回す。
快感にのまれて今は何を言っても優姫には聞こえていないだろう。
嬌声をあげ続け、目は虚ろだ。
蜜壺の襞はきゅうきゅうと肉茎を締め付けて吐精を促している。
「惣右介さんっ……惣右介さん……」
とろとろに溶けた顔で優姫が名前を呼ぶ。
愛しい人を呼ぶようだと思いたいだけだろうか。
切ない声音に胸を鷲掴みされたように痛む。
何者にも代えがたい大切な子。
今さらこんな気持ちになるなんて。
彼女が欲しい。
彼女に愛されたい……
「くぅっ……」
最後に腰をぶつけるように貫き、蜜壺の奥に白濁を注いだ。
繋がったまま彼女の身体の上に重なる。
口付けて見つめると、優姫はふわりと幸せそうに微笑んだ。
あぁ、彼女の全てが手に入るなら他に何もいらない……
ぼんやりとそう思った。
今さらだ……
計画は既に始まっている。
私は全てを手に入れる。
たとえ君を泣かせても……
いや、全てを手に入れるのだ。
何もかも、君さえも手に入れて何が悪い。
泣いても、憎まれても、必ず手に入れる。
ただ、その時まではこの笑顔を見つめていたいんだ。
微笑んだ藍染の顔を見つめた優姫は、最後までその瞳の奥のほの暗い狂気に気づかなかった。