第7章 心の高鳴り
「〜〜〜〜〜////」
もう何なんですかこの状態は。
周りから見たら恋人と見られてしまう
……なぜなら手を繋いでいるから。
今日の伊月さんは少しおかしというか
普段の伊月さんならありえない行動…。
何かあったかな?
「伊月さん……あの…手………。」
伊月「ん?なんだい?(*^_^*)」
「……………なにもありません。」
伊月さんは万弁の笑みで返してきたので
何も言わないことにした。
言ってしまったら何が切れそうだったので……
そしてそのまま何も怒らず喋らず5分経過___
あまりの沈黙に耐えれなかった私は
これからの試合について聞くことにしてみた。
………これしか思い浮かばん。
「伊月さん。そういえばインターハイ予選が始まりますね。」
伊月「あぁ。そうだな。気を引き締めていかなくちゃな。」
「確か相手は……パパン・バイシキンでしたっけ?」
伊月「まぁー名前はともかく
結構厄介な相手らしいからな。」
「でもきっと先輩たちなら行けます!
あんな背の高い男の人なんてやっつけちゃってください!」
伊月「おう!まかしとけ!」
そしていつの間にか私の住んでいるマンションについてしまった。
………時間というものはあっという間だな。
「ここが私の住んでいるマンションです!」
伊月「………ずいぶん高級そうだな。」
「そんなことはないですよ。それよりわざわざ送っていただきありがとうございました!!感謝感激です!」
伊月「そんな大したことしてないよ笑」
「あ……あと。………そろそろ手を話してもらってもいいですか?///」
伊月「?!?!……ごめん!いつの間にかつないでて…」
無自覚でつないでたんですか?!
それもある意味びっくりなのですが…
伊月「じゃ…じゃあな!ゆっくり休めよ!」
「は、はい!」
そして私は伊月さんと別れた。
…………少し名残惜しかったな。