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心の開き

第3章 新しい歩みと出会い


「日本なら野球でしょ!」



「読書部に入りませんか?!」


朝からさわがしいなぁ〜


私は校門前でその光景を見ている



ここは二年前に出来た誠凛高校で
いわゆる新設校である。




そして入学式早々先輩たちが
チラシなど部活のために様々なことをしている



どうしてそういうことするのかな

やっても無駄なだけなのに‥…




「ねぇねぇ!そこのあなた!
 私達と一緒にテニスしない?!」





私はテニス部であろう先輩に呼び止められた。





「そうそう!私達と一緒に優勝目指そうよ!」





その言葉に私は少しイラッときた。






「すいません。私テニスなんてしたことありませんし
 ラケットなどそういうものを使ってするのできないの…」





「大丈夫よ!すぐにできるようになるから!
 一緒にテニスしようよ!」






あーもうイライラする!


「私今どこの部活も入る気ないので。すいません」






その先輩たちが私に何か話しかけようとしてたが
そんなの無視して前へ進んだ。






いっしょに優勝目指そうよ!なんて
信じれるわけがないよ。







私はいろいろな人にも引き止められたりしたが
「すいません」と言ってスルーしていた。







ってかなんか昇降口が遠いような…


そんなことを思っていると
ふと前に紙が現れた。





「バスケ部員になってでぶいぶいいわせよう!」











そこにはいわゆる世間でいう
イケメンが前に現れた。
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