第8章 8章
まぁ、そんな都合よく人生ゲームが
中止されることもなく私の番が来た
ホントお願い!!
せめて〝好きなタイプは?〟とかにしてほしい!!
そして人生ゲームの
サイコロ替わりの丸いヤツを回すと
出た数は、3
〝初恋はいつでだれ?〟
初恋かぁ、まだ可愛いほうかな
国「奈々の初恋とか俺も気になる」
及「おぉ、珍しい!国見ちゃんが興味示してる!」
花「んで、奈々の初恋いつ?」
わたしの初恋
それが多分恋だとわかったのは
中学の卒業した時だけど
ほんとはずっと前から好きだったんだよね
赤葦京治
わたしはきっといとこでもあってずっと一緒にいてくれた
京治が初恋で、
きっと物心ついた時からずっと好き
言いたくないけど拒否権はないから仕方ない
『たぶん、5歳とかそのへんかな』
及「うわぁ〜絶対5歳の時の奈々ちゃん可愛い!!」
金「そんときは、髪黒かった?」
松「金田一どんなこと疑問に思ってんだよ笑」
『うん、一応日本人だからね』
及「んでんで、相手は誰なの!?
写真とかあるなら見せて☆」
ぜっったいいや
でも名前だけならいいかな
わかるわけないし
『赤葦京治ってひと』
岩「あかあしけいじ
……どっかで聞いたことあるな」
花「それ俺も思った」
そういえばこの人たち
バレーやってるんだった
『え、同姓同名だよ、よくある名前だし!』
松「よくはなくねーか」
『まぁいいじゃん!つぎいこうよ!』
及「え〜、写真ないの?」
『ないから、はやく次!!』
そして、半ば無理やり一番最初に戻させて
はじめ先輩から2週目がスタートした