第7章 7章
いろいろアップをとってる徹先輩を
見てるだけの、わたし
『ねぇ、わたしいらないよね?戻るよ?』
及「だ〜め!」
『…なんで』
及「あ〜そうそう!昨日楽しかったね☆
奈々ちゃん可愛かったし!」
昨日…
いろいろ思い出すからやめてよ!!
っていうかさ
『話ずらすなら、わたし戻るよ』
及「ちょっと、ごめんって!まって!」
『じゃあわたしがここにいる意味教えて』
及「及川さんのやる気が上がるからかなっ☆」
は?それだけ??
全くいる意味無いとおもうんだけど
及「まぁ、もう一つ理由はあるけど」
『え、なに?』
及「病院のせいで今日まだ話せてなかったから
話したいなって思って呼んじゃった
だからいまは俺に付き合ってよ」
ほんとに徹先輩はずるい
そんなの断れるわけないじゃん
『わかった…
けど、早く終わらせてよね!』
及「りょ〜かいっ☆」
そして再びアップを取り始める徹先輩
せっかくだからなんか話そうと思って
『ねぇ、飛雄すごかったよ!!』
いま私の中で最も旬な話題を言うと
徹先輩はわかり易く顔を曇らせた
及「アイツはね〜すごいからね!
天才だもん!
絶対パス回しじゃ飛雄に適わないしね」
は?
『何いってんの?徹先輩
徹先輩も充分すごいじゃん』
徹先輩はそう言われるとあからさまに嫌そうにして
及「トビオの話ばっかしたら
及川さん嫉妬しちゃうから俺の話しよ?」
褒めてるのに喜ばないなんてなんなの?
むかっときたから思ってる事言ってやった