第4章 恐怖
大)頑張ってください!…行きましょう…!姿勢を低くしてッ煙を吸わないように!
バチ…
ジュン…ジュン…
ゴォォォオ…
大)…はぁ…はぁ…!こ…ここまでくれば…!すぐそこで…!え…!
赤)ダメ…!入り口が塞がれてる…!これも動物のせい!?
真)ゴホッゴホッどうする!?もう戻れんぞ…!
私の責任だ…どうしよう…このままじゃこの機体爆発するかも…
アイ)くそ…!なぁ!大森さん!あのドアは!?
大)!ありました!ひとつだけ!
赤)こ…ここって…
大)こっちです!急いで!カーゴルームです!皆さんが座っているしたはこんな風になってるんですよ?
真)そんなことしってる!?だがどうするつもりだ!カーゴルームのドアは電子ロックだろ!
大)その通りです…でもひとつだけ飛行機の最後部バルクカーゴ!ここだけ、手動ドアなんです!
真)何!
赤)はぁ…はぁ…暑い…!
アイ)大火事状態だからな…飛行機は鉄だ…オーブンの中に…ッいるようなもんだろ…ッ!
赤)は…早くドアを!
大)触らないで!
ばっ…!
じゅー…
赤)レ…レバーが焼けて!
大)ん…!
大)ど…どうしたの!?
真)開かないのか!
アイ)…!
ばっ!
大)…!あっ…けぇぇぇ!
ガチャン!
仙)急げみんな!
!…!あいた!…!やば…前が…霞む…
バタ…
真)…!小金井!小金井!
赤)!?アイくん!?
大)…!アイくん!?
仙)…!アイ?!…おれがアイを運ぶ!急いで!
ひょい……
…カッ!
ドゴォォオン!!
ゴォォォオ…
はぁ…はぁ…はぁ…
仙)あ…あぶねぇー