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エデンの檻

第27章 光の空


ザァァァァア…
仙)ここはオレたちが落ちた場所!?くそっ!水浸しだぜ…
真)ここでは雨がふるとしばしばこうした浸水が起こるようだなどうりでそこら中にコケが覆ってるわけだ…
アイ)あれ?くるすせんせーは?ここで待ってんじゃねぇの?
赤)おかしいわね…ここで待っているはずなのに…
く)おーい!
上からくるす先生の声が聞こえた…

アイ)くるすせんせっ!雪も!よかったー…無事だったんだな…
く)心配かけてごめんね…ツタの強度を確かめてたの!バッチリよっ待っててね今から降りるから!
仙)いいよ先生!そこにいてくれ!よしっまず大森さんを運ぶぞ!
アイ)ん…光一ー?運べるー?
矢)…つけ1だぞ…
アイ)おー…ってミイナ!?…おまえ自分で登りたくないからって…光一の足に巻き付くなよ…光一手しかつかえねーじゃねーか…
仙)す…スゲー…相変わらず…
ザ)に…人間じゃねぇ…
アイ)登り…終わった!早く上れ!
仙)おう!…?ん?なんか水かさ減った気しねーか?
赤)あれ?本当だ…
ザ)ラッキー!これなら楽だぜ!
真)!《水かさが減った?おかしい…》待て!変だぞ!こんな急に減るなんて!だって雨はまだふりつずけてる!
仙)そういやぁ…
アイ)…膝たけまであったのに…今はくるぶし付近それと…あの音…更にでかさ増してやがる…なんか近づいてくるような…?まてよ…あの岩が自然にできたとして…もしあんな形に削れんのは…!やべぇ!みんなはしんぞ!あの穴へ!いそげ!
仙)なっなんだ!?
アイ)ごたくはいいからいそげ!光一!先生らは任せた!
真)まさか!これは…!
アイ)多分そうだ!これは…!鉄砲水だーー!
ドゴン!その音はまるでダイナマイトを爆発させたような…とんでもない音かだった…俺たちの視線には確かに岩と岩の隙間からとんでもない勢いの水がこっちに押し流されているのをしかとこの目に捕らえた…

仙)うわぁぁぁあ!みんな走れ!あの穴まで!
バシャッバシャッバシャッバシャッ!
アイ)よし!…ギリギリ飛び込めた!まだ休むなよ!まだ来てる!岩とここいらにいた生き物全部引っ括めて飲み込まれて来てやがる!追い付かれたらおわんぞ!
仙)先生たちとは後で合流するしかねーな!!
はぁ…はぁ…!
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