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大好きなんやで…2

第4章 遊園地


遊園地言うのはいつ来ても人が多いもんやなぁ…。
「ほー。ここが東京の遊園地か~。結構、楽しめそうやな。」
「ここの遊園地、ジェットコースターがすごい人気なんだよ。」
「ほんまか!俺、めっちゃジェットコースター好きやねん!絶対乗ろなあいちゃん!」
「おいおい、あいちゃんは俺の彼女やで。勝手に誘うなや。」
「うっさい、あいちゃんかて侑士より俺と回ったほうが楽しいと思うけどなぁ~。」
「おまっ…大阪に強制送還やぞ!!」
「絶対、帰らへんからな!!!」
「もう、二人ともまだなんにも乗ってないんだからケンカしないで、なにか乗ろよ!」
「それも、そうやなぁ。あいちゃんは俺の横やでな。」
「あ…///うん!!!」
なんや、嬉しそうに笑ってくれて俺も嬉しいわぁ。
「クッソ、俺の前でイチャイチャすんなや…。」
「謙也、そいうのなんて言うか知っとるか?」
「なんや?」
「世の中ではそれを"ひがみ"って言うんやで。」
「…。侑士なんか嫌いや…。」
「侑士くん、そんなこと言っちゃダメだよ!ほら、謙也くんも落ち込まないで!!ほら、ジェットコースター乗るんでしょ?」
「あいちゃんがそこまで言うんやったら謙也とも仲良ーするわ。」
「あいちゃん…。めっちゃ優しすぎて天使に見えてきた…。」
「な、俺の彼女めっちゃかわえぇやろ?」
「侑士の言うことは、信用したないけどこれだけは信じるわ!」
三人でそんなことを話ししながらジェットコースターの列に並んだ。

俺たちの番になった。
「あいちゃん行こか。はい、手。」
俺はあいちゃんに手を差し出すとあいちゃんは嬉しそうに手をだしてきた。
「段差あるから気ぃつけや。」
「ありがとう!」
えぇ笑顔やな。
「えっ?俺、これ一人で乗らなアカン?」
「謙也は一人で楽しめってことやな(笑)」
「くそ…。侑士だけ落ちてまえ…。」
なんや、後ろで物騒なこと言うとるけど無視しとこ。
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