第9章 クリスマス(帰還)
太刀川「そうか…
嫌ってたわけじゃないんだな…よかった;」
震えながらすすり泣くも…
迅「わざとじゃないって解ってるだろ?」
恵土「解ってるよ、言われなくても」
その会話に、太刀川は耳を傾けまくっていた;
恵土「そりゃまあ、風邪こじらせた時
一番心配してくれたし、大事にしてくれているって解っちゃいたけど
ああいうタイミングで土下座されるのは嫌だったな;
そんなことで土下座なんてするなって思ってたし
だから
そんなことすんなって意味で踏んだんだけど
やり過ぎかな?;
まあ、腹が立ったのは認める」
迅「胸の大きさを聴いてから土下座してきたから
要するに羞恥心がピークを通り越したからってことだな。
太刀川「よかった、本気で嫌われたのかと;ぐすっ」
泣きながら入ってきた!;
恵土「そんなことで泣くな!;大の大人が;
もう成人したでしょうが!;」
太刀川「いや、踏まれたの初経験だったから;」
恵土「いっぺん殴らせろ!
食事券も今日が期限だぁ!!」
太刀川「恵土…頼む…
俺は、お前がいないと生きていけねぇんだ!;」
恵土「あほみたいなこと言うな!;
私には既に遊真って決めてんの!
いつまでも泣いてないで、修業するぞ!」
太刀川「恵土、お前が居なきゃ俺は死んでたんだぞぉ~!」
恵土「うるさいわ!
私もお前が居なきゃ潰れてました!
解ったら、ぱっぱと立ち上がれ!
入院してた時…
自分なんか潰れてしまえって思ってた時
俺には、お前が必要だって言ってくれたくせに…」
太刀川「ぐすっ。
本当に、居てくれてよかったよ;」
恵土「…っていうかさ、Eカップを25cmと思ってたとして
Gカップ、何cmだと思ってたの?;」
太刀川「…50cm//」
恵土「あほかぁ!!;
そんな人いたらめちゃくちゃになるわ!!;
っていうか、E以下はどうなるんだよ!;」
太刀川「5cmずつ下がっていく」
恵土「まずお前は頭の修業からやり直せぇ!!;
常識的にどう見てもあり得ないわ!!;」
そんなツッコミの中
結局の所、嬉しそうに笑う太刀川…
それに対し、思わず笑う迅と
笑いながら、軽くチョップを脳天に食らわす恵土だった;
太刀川「痛い;」
恵土「自業自得。ちゃんと加減してます」