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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第34章 未来の分岐点




ちょうどその頃、北の方では

太刀川「…」


最初に出会った時、信じられなかった。

巨大な敵を、一刀のもとに叩き切って助け出したその背を…


恵土と出会った時のことは、忘れもしない…


2009年12月2日(水)

よく晴れていた午後で
すぐ帰るつもりで、森に入っていった。


けれど、結局は迷って…
そんな時だった。

ゲートがいきなり現れたのは…


バムスターが現れて、襲われそうになりながら
必死に走って逃げ回っていた。

途中で足元にあった木の根に気付かずこけた。


すぐ起き上がろうとした時

ずぅん!!


足音が、すぐ後ろに迫っていた。

思わず振り返ると、見えたのは…


口みたいな目みたいな部分を大きく開けて

犬が吼えるかのような威嚇する動作で、こちらを向いて首を振る姿だった…


太刀川「うわあぁっ!!」

それを見て悲鳴をあげた直後、素早く食いつかれた。

どうにもできるわけもなく、体が上へ持ち上げられる中


ずばぁん!!

目の前に現れた巨大な敵を、一撃で跡形もなく斬り伏せた…


太刀川「!…白いジャージ?サングラス」

恵土「まったく。
森の深い場所でまったりしていたのに(溜息)

勝手に現れてんな」

真剣な表情のまま、光を足場に跳んで

俺を空中で腕を腰にまわして掴むや否や、着地した。


落下したはずなのに、その衝撃は全く伝わってこなかった。

打ち消すように、身体を完璧に使いこなしているのだと後で解った。


と同時に…

恵土「大丈夫か?」

化け物が現れた方向を見つめ、背を向けたままだったが

(後に曰く、近界民の増援が無いか確認していたとのこと)


それから振り返りながら言われた。

太刀川「………

それよりも…あんたは一体、何なんだ?」

恵土「……護りし者だ」


そう言いながら
無事なのを確認してから立ち去ろうとする恵土に対し

太刀川「待ってくれ!道に迷っちまったんだよ!」

このままじゃ路頭に迷って死ぬと思ったから、言った。


すると

恵土「そうか。なら掴まれ」

太刀川「え?」

いきなり手を差し出され、?を浮かべたが

嘘をついてないように言われたから、一瞬迷いながら握ると


さらに凄いことが起きた。

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