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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第16章 審神者の帰還


遠くに居るサキュバスさんは嬉しそうに子供サキュバスちゃんを眺めてる。
魔族って、自分の種族が王になるために、ずっと競い合ってる種族なんだ。
なんだか、それって悲しいことな気がする。
だって、仲間だと思ってたし……。
鶴丸たちは、それを知ってるんだろうか?

「同胞よ。これから先、冒険をするなら、きちんと加担する種族を決めるといい」
「そうですわ。あまり、どこの種族にも優しくしてると、つけこまれますわよ?」

この様子じゃ、インキュバス族には優しくしちゃ駄目だな。
もちろん、悪魔族も、か。

「サキュバス族は、悪魔族の王に我が身を捧げ、その地位を築いてますの。それが原因で、片割れだったインキュバス族を怒らせたのです」
「やっぱり、地位が高いほうがいいのかなぁ」
「理由は、私どもはわかりませんのよ」
「まぁ、僕ら天使族は、一応魔族内の争いに対しては中立なんだ。一応、悪魔とは友好種族になってる」

そういえば、ベルちゃん(仮名)は、淫魔と吸血鬼の話しかしなかった。
悪魔は、元々天使が堕落した存在だから、友好種族なんだ。

「悪魔の王、ルシファー様はミカエル様の双子のお兄様ですわ」
「だから、天使と悪魔は仲がいいのさ」

なんか、複雑だなぁ。
天使としては、悪魔に加担しなきゃいけないわけで。
そうなると、他種族はどうなるのかな?
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