第9章 雑食
「もう いっ ぽォーン!」
「もう一本!」
「もう一本!」
そして何本目か分らないスパイクを打とうとした時、蛍はストレートをしめた。
木(賢く!且つ冷静!__でも!!)
ゴガッっと鈍い音をさせ蛍の腕を弾きコートの外にボールが飛んでいった。
木「っしゃあ」
赤「一枚ブロックに勝っただけっスよ」
木「うっせーな!」
そしてその背後にクロネコが近づいて行った。
黒「じゃあ2枚でどーだ。」
クロのいた方をパッと見ると灰羽が屍と化していた。
(、、、死?)
木「2枚ブロック上等ォ!」
黒「メガネ君はストレートをキッチリしめとけよ!」
ストレートに打つコースが無くなった木兎はクロスのインナーコースに打とうとした。
それを読んだクロは瞬時に腕をずらした。
バァンッ
ボールは木兎の横に落ちた。
黒「ウエーイ」
木「くっそ!!」
ちょっとだけクロを見直した瞬間だった。