第4章 秘密の交わり方
「潤くんの言う通りですよ、その子と仲良くしても裏切られる可能性が高いんですよ?
一体、何を考えているんですか?」
「それは…」
言葉に詰まる相葉くん。
「楓ちゃんを悪く言うのは、例えニノでも許さないよ。
あの子はそんな子じゃない」
「そういう保証はどこにあんだよ!」
声を荒げる潤くん。
「保証とか、そういうことじゃないと思うんだよね。
そりゃ確かに、俺もリーダーも翔ちゃんも、楓ちゃんのことを全部知ってる訳じゃない。
でも、1歩踏み出さないと何も変わらないんだよ。
俺は、それに気づいたからこうして変われてる」