第3章 学校
なんやかんやで打ち合わせが終わり、生徒には何もバレずにすんだ。
クラスの人にはどこにいっていたか聞かれた。
「お仕事」と答えておいた。
次の時間に小テストが帰ってきた。
もちろん100の文字がテスト用紙にあった。
私はただ、暇だったのでケータイをいじっていた。
まぁ、仕事のスケジュールを見ただけ。
今日はアニメのアフレコとラジオ番組のゲストとして出演。
知らないうちに学校が終わっていた。
私は鞄を持ってアフレコ現場にむかう。
道を歩いていると人はみんなこっちを見る。
「あの!サインください!」
小学生ぐらいの風船を持った女の子が私にサインを求めている。
「もちろん!どこにサインいれようか?」
私は女の子がサインを入れて欲しい物を探しているうちに持っていた名前ペンで風船にサインを書いた。
女の子はイベントに参加してくれていたらしく、イベントグッズにサインを書いて欲しいと頼まれた。
「サインありがとうございます!頑張ってください」
女の子は走って行ってしまった。
風船にサインがあることを知るのはお家に帰ってからかな?