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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第15章 赤い夫との豪邸



「さてと……。では私はこれで失礼するよ」

お義父さんは席を立って言った。

『どこかへ行かれるのですか?』

「ああ、また会社へ行くよ。タイとテレビ電話で話し合いがあってね」

「俺もよくしますよ」

征十郎が1口紅茶をすすってから言った。

『そういやよくしてるね。あれのことか』

「私ともよくするな」

『え。そうなんですか?』

私は驚いて言った。

「ああ。しているよ。おっと、もう時間だ。少しの時間だったが本当にすまないね。」

「はい」

『美味しい食事を有り難うございました。お気を付けて』

「ありがとう」

お義父さんは少し片手を挙げて出ていった。

バタン

「俺たちも部屋へ戻ろうか」

『うん。もう眠い』

「一緒にお風呂に入るか?」

『人のお家だから嫌』

「じゃあ帰国してからだな」

征十郎は何か企んでいるような笑みをして私を見た。

『………私が覚えてたらね』

私がそう言うと征十郎は少し笑って、部屋へ行くぞとだけ言うと扉を開けた。
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