• テキストサイズ

赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第20章 赤い夫との再開。そして入社



私は座り直して言った。

『私が言うのも何ですが……。他に質問する事は無いのですか?』

「ああ。俺は父さんから選ぶ人材は任せると言われている。だからこの場で合格者もだしてもいいそうだ」

『ということは……』

「東は合格だよ」

私は心の中でガッツポーズをした。

「あと…」

『はい?』

「東には俺の秘書もしてもらう」

『………………え?』

「驚くのも無理はないだろうな」

『どれだけ私を驚かしたら気い済むんですか』

「もう敬語使わなくていいよ。違和感があって気持ちが悪い」

『しかし……』

「社長命令だ。お前は特別だ」

“特別”という言葉が嬉しく思った。

『じゃあ、使わしてもらうな』

「東と話しているときはこれが一番良いよ」

『私は社長に敬語で話させんことに違和感感じてんねんけどな』

「ふっ。そうか」

征十郎は笑いながら言った。私もつられて笑う。

「これからよろしくな」

征十郎が手を差し出す。私は立って少し前に出てその手をとった。

『よろしくお願いします』

こうして私の入社は決定したのだった。
/ 237ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp