藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第9章 ♡Story33♡ キャンプファイアー
後始末も済んだクラスメイト達は続々と校庭に移動していった。
「柊、俺らも行くぜ!」
「......あぁ。」
「「ふふふ......♪」」
「......勇気と美男は一体何をにやけているんだ?」
「「さぁ?」」←
((絶対二人をくっつける!!))
「ふんっ!柊、ちょっと耳を貸せ。」
「はぁ?」
柊は訳のわからないまま耳を傾ける。
「柊......」
「......?」
(一体何なんだ?)
「今日の夜......餓鬼に告れよ。」
「っ廉、それどう言う......」
「だーかーら!駄目元でもいい......アイツに告ったらどうだ?」
「......告るって......」
『俺は、百合ちゃんが好きだ。
最初に出会った時から......』
『っ......』
(......あの時に告白したんだけど(汗))←
廉side
柊には悪いけど......明らかにあの二人はできてる。
柊は空振りになるかもしれねぇけど、
ちゃんと気持ちだけは伝えて欲しい......
「いいか、ぜってぇ告れよ?......おめぇが......
お前が後悔しないように......」
そう、柊が後悔しないしないように......
柊も、あの二人の関係に気づいているかもしれない。それでも......
「廉......」
「お前のまっすぐな気持ち、伝えろよ?」
「......。」
「廉さーん柊さーん!早く行きましょうよ!」
教室の外から勇気が二人を呼ぶ。
「あぁ、今行く......柊、行くぜ?」
「そうだな......廉。」
(廉......
ありがとな......)