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女芸人の日常

第5章 真っ赤なお笑いの秋に!


次の日は最初君の大学の文化祭にやって来ました。さすが体育系の大学とだけあってスポーツドリンク販売してました。あとライフセービングのまとめた記事の展覧会がありました。
「おーい、2人ともこっちだよ!」
最初君は夏でもないのに半袖シャツと首にタオル巻いていました。いや、正気かっあんたは!?
なんか厚手の格好してる私達がバカみたいじゃん(笑)
「来てあげたわよ。それにしてもお客さん凄いわね。あっ、Twitter用に写真撮らせてね。」
ここでななみさんの一言により写真をパシャリ!私、うまく写れたかしら?
「そう言えばこの間のお休み暇だったから東京都内回れるだけ自動販売機の下にお金落ちてないかなって~探してたら4,700貯まったのよね。それで警察に届けたけど落とし主がいなかったから頂いてきた。」
写真を撮った後、ななみさんがそう笑顔で話してくれました。
「ええ?休日にそんなことしてたんだ・・・。」
私は驚きが隠せません。
「ええ?せこくね?」
と、最初君も驚いていました。
でも警察に届けて落とし主がいなかったらそのお金もらえるんですか?いいな~と思いつつもらってはいけないような気がして複雑な思いです。ななみさんはそのお金で欲しかったワンピースを買ってあとは貯金しておくそうですよ。
さて、大学の文化祭では最初君が色々中を案内してくれて大学の友達も紹介してくれました。そして、私達2人のことも紹介してくれました。ななみさんはかわいいねって大学の子に言われてた。羨ましい~!でも最初君が”僕の相方だって髪を下せば美人だって”と言ってくれました。いや、お世辞なら勘弁してくださいよ。
大学の文化祭ではアメリカのドラマで人気のGleeのパロディーみたいなのをやってる集団がいたりお店の呼び込みでマジックしてる人がいたりと個性があって楽しかったな。お昼は大学の出店で食べました。ああ、高校の文化祭が懐かしいと思える一日でした。そして明日からまた養成所とバイトの日々ですが身を引き締めて頑張って行こうと思いました。それじゃあ、またね!

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