第3章 佳奈
次の日の一時間目が総合で、新聞作りだった。
みんなと活動しするのが嫌で、
信じれなくて、
その思いが強くなった。
放課後、新聞を破った。
私がやったってことはばれなかったけど。
今、唯一信じれるのは
お母さんだけだった。
学校が終わってお母さんの病室にいった。
「お母さん。大丈夫?」
「うん、学校楽しかった?」
「・・・うん」
私は無理やり笑った。
「・・・そう」
お母さんには、心配かけたくないから。
胸が痛いのを、泣きたくなるのを我慢した。
お母さんの病気は悪化していった。
お母さんの病室に毎日いった。
起きてないときもあった。
けれど起きているときは
「大丈夫」
といつもいっていた。
けれど
ある日、病室へいったら、お母さんがつらそうにしていた。
「お母さん!!」
私は泣きそうにいった。
「・・・あのね」
「佳奈、友達を、人を・・・信じなさい・・・」
え・・・?
「絶対・・・よ」
「お、かあ・・・さん・・・?」
お母さんは喋らなくなった。
「お母さん・・・お母さん!!」
お母さんはその日他界した。
全部分かってた。私のこと。
自分が病気なのに、私のこと気づいてた。
「大丈夫・・・じゃないじゃん・・・!」
私に心配かけないようにいつも大丈夫っていって
わらってた。でも、全然大丈夫なんかじゃ・・・なかった。