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彼氏アプリ

第1章 肉食系俺様男子の場合


 

氷が溶けて薄くなった味気ないコーヒーを飲み込んだ。

それから止まっていた指先を動かし、メールを打つ。



『理由は聞かないで……今は傷心のフラれ女だから』

『何が傷心よ。どうせまた、すぐに男探すくせに。でもま、あんまり気に病まずにね~』



大げさなメールを返せば、当たり障りない返信が返ってくる。

ふぅと一息吐くと、スマホを鞄に仕舞おうとした。



――が、何を思ったか。

気まぐれが鈴花をある行動に移させた。



「たまには……2次元に逃げてみようかな」


 
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