第4章 烏野高校
said
「なんか、好い人いたー?」
バレー部の一員になって約一年が経った。
...はっきり言って今の烏野は強くない。
というわけで...?今日は中学生の見学。
「ふあぁー。」
なんか、去年よりレベル下がったかな。
ってか、
飛雄、やっぱ下手くそだわ。
田中「あのセッターすげぇな。」
「何言ってんの田中。噛み合ってないよ。」
菅原「でも、技術は十分あるべ。」
「まぁ、それは認めます。でも、個人的には菅原先輩のトスの方が好きですけど。」
菅原「に褒められると、なんか気持ち悪い。」
「それ酷くないですか!?」
田中「っつーか、相手のチーム可哀想だよな。」
ふっ。あれ特設バレー部でしょ。
ルールも分かってないし。
まぁ、応援したくなるのはこっちだよな。
「...あのオレンジ頭。」
菅原「あいつか?」
「はい。なんか、似てます。...小さな巨人に。」
菅原「...小さな、巨人。」
あの、背で、ネットの上からボールを叩く。
すごいジャンプ力だな。
「まぁ、一人だけじゃ、どうにもならないけど。」