第19章 ナルシって生理的に無理(柳生編)
『で?その約束?ってさ、私があんたに勝ったら取り消される?』
取り消してもらわないと困るんだけど・・・
南「ああ、いいぜ。ただし、俺に勝ったらだけどなぁ」
『うん、いいんだね。じゃあ・・・』
私はそう言って、屯所から勝手に持ち出してきた木刀に手をかけた。
『痛いと思うけど、一瞬だから・・・ね!!』
最後の一言と同時に私は、木刀を抜き、ナルシを斬りつけた。自分で言うのもなんだけど・・・普通の人には見えないくらいの速さで・・・
南「っ・・・!?」
ナルシは声を発することもなく、足元に崩れていった。
『はい、終了。これで、取り消し完了』
ちゃんと、皿が割れているかの確認の末、私は室内に入って行った。