• テキストサイズ

ふたりの距離

第5章 新学期


雅紀くんの言う“いつものところ”とは屋上のテラスのことだろう


お弁当を持ち急いで教室を出る


屋上に向かっていく


屋上につながる階段に足をかけた時


美紀がこの学校で苦手な女子のグループに囲まれた


女「ねぇ今日も屋上であの3人と食べるの?」


「うん。そうだけど」


女「あたし達もあの3人と一緒にお昼食べたいんだけど!」


「そっか、じゃあ皆で一緒に、、、、」


女「はぁ?


何で私達がアンタみたいなブスと一緒に食べなきゃいけないの?

お前邪魔なんだよ!」


ドンッ!!


美紀は彼女達に突き飛ばされた


女「見てこの弁当

まずそうなものばっか


私料理できますアピール?


うっざ!!!


私達がこのお弁当もっとおいしくしてあげる!」


美紀が持っていたお弁当箱をあけ


その中に砂や雑巾を絞って出た汚水をかける


彼女達の行動にショックを受け美紀は汚されてしまったお弁当箱をかかえ走って彼女達の前から消えた


/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp