第13章 はじまる

仁王側

真「仁王！何をしている！」

仁「すまんすまん」

カラーコーンにレシーブを当てる練習をしておるのだが

いまいち集中出来ん

柳生「今日は調子が良くないのですか？」

仁「んー、なんか胸騒ぎがしてな。よく分からんのじゃ」

柳「いつからしているのだ？」

仁「こっちに来てからじゃ」

部室を離れて少ししたくらいだ

切「仁王せんぱ～いっ！」

真「赤也っ！」

切「ゲッ！副部長！！」

今日も遅刻の赤也が走ってきておる

真「何をしておったのだ！」

切「そんな事より！大変なんすよ！！」

ジャ「なんだ？」

丸「今更、幽霊なんて出てきても怖くないぜ」

切「違うッスよ！」

幸「早く言ってくれないかな？」

切「白川先輩がファンクラブの奴らに連れていかれたって聞いて！」

仁「！いつじゃ！」

切「さっきなんスけど屋上には居なかったッス！」

氷月が今頃ファンクラブに連れていかれた！？

幸「早く皆で探すんだ！」

全「「イエッサー！」」

俺達は校内中を見た

柳生「胸騒ぎはこれでしたか」

仁「そのようじゃな！」

守ると言ったばかりなのに

俺は！






白川側

隣の部屋（？）ではバスケとかバレーをやっているために

大きな声を出しても全く気付かないようだ

皆真剣にやっているんだね

女４「ちょっと！何処に気をそらしているのよ！！」

ドスッ！

鳩尾に１つ

『カハッ...』

痛い、な

全くこう言う時に発作が現れるとね、キツイよね

血液入っている猛毒のせいで、時々発作が起こるようになった

この前の麗華のせいで、かなり繁殖したからね

許さんぞ、麗華

体は動かないし、力も入らない

女１「いい！今後テニス部と関わらない事ね！」

『それは、出来ない、相談、だね』

かなり殴られたおかげで息がしづらい

女３「そんなに独占したの！？」

『そんな事はないね。君達と違って』

女３「！？」

ドスッ！

『クッ...』

女４「だから！彼らもあなたのせいで迷惑なの！わかってる！？」

『知らない、って。そんなの、誰が、言った？君達の、判断、じゃ、ないのか？』

女４「ッ！」

ドスッ！

『クッ...』

体中の痛みで頭がキーンと痛くなってきた

体中が燃えるように熱い

また、繁殖しているのか