第9章 大地の悩み
大地は昨日の事で朝から上の空。
授業も集中できず何か考え事をしている様だった。
お昼休み
それを見兼ねて同じクラスのバレー部で3年の菅原が
「大地、どうした?お昼喰わないの?」
話しかけてきた。
「…あぁ、スガか。ちょっとな……」
「ちょっとって何?悩み事?言ったらスッキリするべ!」
菅原はニッと笑う。
「……あっ、いや……話せる内容じゃないしな」
大地は頭を抱えてしまった。
「何だよ~、話せる内容じゃ無いって。主将がこんなんだと後輩にしめしつけられないべ?話聞くからちょっと来なよ。」
菅原はそう言い二人はバレー部の部室に言った。