第8章 クロ、大好き!
ジリリリリリッ!
貴・ク「「わっ!?」」
目覚ましの音にビックリして、跳ね起きた私とクロ。
でも、繋がれていた手は離されないままでいた。
ク「おはよ」
そう言って、クロは私の頭を撫でた。
貴「おはよ。ずっと手、繋いでくれてたの?」
ク「ああ、雪が寂しいって言ったから、ずっと握ってた」
貴「そっか。ありがとう」
クロって意地悪なときもあるけど、優しいときもあるよね。
そんな所が好きになって告白したんだっけな。
それに、意外にも心配性だったりして。
ク「どうした?」
ほら、少し考えるだけで心配する。
優しいね。
本当に、
貴「大好き」
ク「!?」
私の言葉に驚いて、目を見開いている。
貴「クロ?」
ク「ハッ!)可愛いなぁ~!」
そう言って、私に抱き付くクロ。
貴「苦しいよ~」
私は、クロの堅い胸を叩いた。
叩いていたら、私を抱きしめる力は弱まっていった。
そして、クロからキスの雨が降ってきた。
貴「ちょっ、クロ?学校に行く準備しなくちゃ」
ク「あと、ちょっと。」
朝から、なに考えてんのよこの男!!!
貴「熱があるか計りたいから、離れて!」
ク「分かった」
そう言って、クロは近くにあった体温計を手にとり、それを受け取ろうとすると腕を引っ張られてしまった。
なぜか、私はクロの足の間に挟まっていた。
貴「クロ?」
クロはニコニコこしながら体温計を私の脇に挟んだ。
ピピピピッ
『36.5』
ク「雪ちゃんお熱はないから…」
貴「ヤダ!学校に行く!」
身の危険を感じたので私は逃げようとすると、あっさりと捕まってしまった。
ク「大丈夫。変なことはしないから」
貴「本当に?」
ク「今はな…」
!?
バカ!