第3章 幼き頃。
「あの、前々から秋さんに
聞こうと思ってたんですけど、
なぜ秋さんは調査兵団に
入ったんですか?
あなたほどの実力なら、
憲兵団でもいけたでしょう?
なぜ…?」
『んー…。
聞きたい?』ニヤ
ゾワッ
「是非…。」
(この人のたまにする年に合わない
あの妖艶な笑み。俺は嫌いだ…。
あの笑みはなにかを隠してる人の笑みだ。)
『じゃあ、話してあげる。』
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今から18年前私はトロスト区の
両親の元に生まれたの。
そうね、幼少の頃の私はかなり、
おてんばだった
私には幼なじみがいたの。物心ついた時
から彼と一緒にいたわ。
え?彼の名前?
そんなの知ってどーすんのよw
リェンよ。
珍しい名前でしょ?