第4章 バスケ...したいな。
said
練習が終わり、みんなが帰ったのを確認する。
まだ、うまく足を操作できないけど、立てるぐらいはできる。
「3だな。」
シュッ...
ガンっ!
「っ!外れた!?」
感覚が鈍っている。
拾いに行かないと...
カツカツ...
マジで松葉杖嫌い...
歩きづらいし...
「ふぅー、よいしょ。」
コロコロ...
一旦、ボールを転がしてまたその場所へ動く。
持って移動することができいないから。
「はぁ...」
カツカツ...
ガッ!
「!?」
ズデンッ
「いてて...引っ掛かっちゃった...」
ハハハ...
「...グスッ...ウッ...」
涙が止まらなくなった。