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冷めたミントティー

第4章 はつこい NO



インタビューにアイドルスマイル。
そして、クルーザー。

くたくたですよ。

そして、その日の夜のホテルはおーちゃんと同室だった。


....というか、今更だけどこの人と同じグループなんだ。

けど、俺...辞めたい。


「にの、気分どう?」

おーちゃんが隣にきてストンと座る。

「大丈夫」

大好きなおーちゃんに気にかけて貰えるのは嬉しい。
けど、辞めたい俺にはもうなんとも言えない複雑な気持ちでいっぱいだった。

「ふー、逃げてえなあ」


おーちゃんは笑いながら言った。
あんたも?って思ってちょっと笑った。


「一緒に逃げる?」
って俺が言ったらおーちゃんは
「ふふ、一気にこのグループ3人になるな~」

なんてやわやわと言った。

「おーちゃんはさ、仮に逃げられたらどうすんの?」
「.....ホスト?イラストレーター?」
「....えらい方向性違う職種ね」
「も、わっかんねえもん」

「ふふ、おーちゃん帰りたいね」
「にほんがこいしい」
「帰りたーいよー」
「かえりたいーいよー」


こうして俺とおーちゃんは何故か同じベッドの上で語り合い、
同じベッドの上で2人寄り添い合って寝た。
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