第6章 第6Q:☆トラワレ☆<高尾>
「すんません・・・」
乗客をかき分けて、死角に立っている中年おやじの肩を叩く・・・
「おじさん~・・・そういうことしちゃいけないってどっかで習わなかったの?」
掴んだ手は、女子高生のスカートを擦っていた・・・
痴漢「なんだ!!お前!!」
「なんだは、ないっしょ?!まぁ、とりあえず次の駅で降りよ?!」
乗客の視線が一気に、俺たちに集まる・・・
目の前の女の子は涙目になってる・・
痴漢「何を根拠に・・・うっ・・・」
気づけば、真ちゃんがすげぇ顔でこっちを見下ろしてる・・・
まぁ・・こういうの嫌いだろうね・・・
うん・・でも顔すげぇ怖いよ・・・