第40章 もらい泣き
私は親友を丸山さんに連れて来てもらった居酒屋に呼び出してた
親友は何かあったかと、心配な顔してやって来た
私は、笑顔で迎えると親友は拍子抜けた顔をした
「突然に会いたいって言うからさぁ、何かあったかと思ったじゃない?」
そう言う親友に私は笑顔で謝った
「本当にごめんね、実はさぁ...」
私は謝りながら、カバンからチケットと出した
友達はチケットと見ると驚いた
「丸山さんが、大切な人と見に来てって....」
私がそう言うと、彼女は泣き出した
私は驚いて彼女の肩を撫でた
「あ、あんた、このチケットとどれだけすごいか分かってるの?」
泣きながら言う彼女に私は驚いた
「今、なかなかチケットが手に入らなくって、エイターは泣いてるんだよ、それをご本人にもらってるなんてぇ!」
そう言って、私の髪の毛をぐしゃぐしゃにしだした
私は笑って逃げようとした
その時、彼女は私を抱きしめた
「大切にしてもらてるね、安心した...」
そう言うとまた泣き出した
私は、彼女に抱きしめられながら
「すごく大切にしてもらってるよ、本当に優しい人だから...」
そう言ってもらい泣きしてた
私は最後の一枚は絶対彼女に渡そうって決めてた
彼女は私の為に丸山さんに頭を下げて、新人に喧嘩を売った...
これ程までに私の事を思ってくれる友達はいない
私は彼女の為にも、絶対に幸せにならなきゃダメだ誓っていた
「しかし、本当に羨ましよぉ、この幸せ者がぁ!」
彼女は泣きながら、私をいじめて来る
私は、それが本当に嬉しく幸せに感じてた
私の首から下がってるハートが優しく揺れていた...