第16章 ♡Story13♡ プレゼント
『ぅ、うぅ......』
シチュエーションは居残りをさせられている百合が
柊と教室で2人っきりという設定。
『どうだ百合、プリントのほうは終わったか?』
先生役の柊は百合の後ろから覗き込む、
片手を机につけながら言う。
「後ろから来たらドキドキするわぁ......
藤ヶ谷先生はしますか?(笑)」
「しませんから。」←即答
『難しすぎてわかんないですよっ!化学なんて嫌い!』
「化学って藤ヶ谷先生の担当科目じゃん......
ドンマイっす(笑)」←
「だからあれは演技でしょ......。」
『これ終わるまで帰れないぞ?』
『うっ...うぅ......(泣)』
半泣きの百合。
『はい、頑張れ!』
『分んないんだから"頑張れ"って言われても無理!』
『このままだと本当に帰れないぞ?』
『分んないもんは分んないの!』
『はぁ......せめてさ、担任の授業のテストでは
赤点は避けようよ(苦笑)』←
『だってぇ......(泣)』
「藤ヶ谷先生も言いそう......」←
「いちいちセリフに突っかからなくていいですから!」
(あー...段々イライラしてきた......(怒))←
『......他の教科は全部80点以上いってんのに、
何で科学だけ赤点なんだ?』
ビクッ
『っ!?』
何故かビクッとなる百合。
『おっ!まさかわざと赤点取ったってか?(笑)』
『中居さん、軽くネタバレになってません?(汗)』←
「なーんかオチが分ってきた気がする......(苦笑)」←
『授業態度だって悪くないし、
真面目にノートもとってるだろ?』
『っそ、それは......』
横から百合の顔を覗き込む柊に対して
全く反対側に顔を逸らす百合。
『......ぁ、もしかしてさ......』
柊は百合が向いた側に移動し、
お互いの顔の位置が平等になるところに座り込む。
『わざとやってる?』