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【ヘタリア】周波数0325【APH】

第28章 on the planned system


「これな、フェリちゃんに作ってやろうって、ロヴィが練習してたパスタなんや!」

「よっ、よよ余計なこと言うんじゃねぇっ!」

「絶対喜んでくれますよ! こんなに美味しいんですから!」

100パーセントの笑顔で力強く言うと、ロヴィが真っ赤になって「ぐっ……!」と言葉を詰まらせた。

かと思えばビシッと私を指さし、口をモゴモゴさせ、やっとのことで、

「あ、甘いんだよ! あの調子に乗った馬鹿弟をぎゃふんと言わせるくらい、超絶うまいパスタが俺の目標地点なんだよ!!」

などと、ほとんど叫ぶように言い放った。

にやけすぎないよう、とりあえず愛想笑いを浮かべる。

すると、ちょんと腕がつつかれた。

親分が手招きするように、手をヒラヒラしている。

耳をかせ、ということらしい。

親分の口元に耳を寄せると、

「最近、異変関係でフェリちゃんがルートや菊にべったりやから、拗ねてんのや」

なるほど。

「だからなんかアドバイスとかあったら、味でも盛りつけでもなんでもええから、ロヴィのために遠慮なく言ってくれな!」

耳を離すと、アントーニョがウィンクするように微笑んできた。

マジちょっと親分てば親分すぎる。
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