第8章 それは、善悪逆転する。
現在俺達は、マグノリアに戻ってきたところである。
ハッピー「本当に、ウェンディとシャルルも妖精の尻尾に来るんだね!!」
シャルル「アタシはウェンディについて行くだけよ!」
俺「素直じゃねぇなー。」
ウェンディとシャルルの在籍していた化け猫の宿は、実はニルビット族の末裔ではなくニルビット族そのもので、ギルドの人達は化け猫の宿のマスターの作りだした幻覚だった。
ニルヴァーナが壊れたことにより、その使命を果たしたとかで、思念体だったマスターも消えてしまい、ウェンディをエルザさんが妖精の尻尾に誘ったんだ。
ルーシィ「そういうお兄ちゃんの隣には何でずーっとジェラールがいるのかしら・・・?」
ジェラール「・・・?安心するからだ。」
ルーシィ「他の人じゃあ安心出来ないの!?それはそれでショックよ!?・・・いや、こんなに賑やかじゃあ安心も出来ないか・・・。」
ハッピー「あぃ!!レンは落ち着いてるからね!!」
俺「そうかな?」
エルザ「というわけで、ウェンディとシャルルを妖精の尻尾に招待した。」
俺「ジェラールもね。・・・ダメか?」
マカロフ「!・・・。」
エルザ「・・・マスター、私からもお願いします。」
マカロフ「・・・3人とも歓迎じゃ!ミラ、ハンコ押してやれぃ。」
ミラ「はい!マスター♪」
俺「・・・相変わらず、騒いでんなー。」
マカロフ「レン。」
俺「・・・マカロフ、宴に混ざらなくて良かったのか?」
マカロフ「お前さんに評議院から手紙が届いとるぞ。・・何の事かと思っておったが・・あやつの事じゃな?」
俺「・・・何だ、催促の手紙か。早いね。」
マカロフ「・・・絶対神として命令したんじゃな。」
俺「イラついたから。」
マカロフ「相変わらずじゃのぅ・・・。じゃが、それで命令したのは初めてじゃの。随分イラだったんじゃな。」
俺「まぁ。嫌いなんだよね。礼も言わない無礼者。」
マカロフ「ふぉっふぉっふぉっ。流石じゃのぅ。」
俺「・・・大丈夫。俺の命令は絶対なんだろう?」
マカロフ「・・そうじゃ。その分、その権利を使えばお前さんはどんどん評議院に縛られる。気をつけるんじゃぞ。」
俺「・・・あぁ。知っている。」
だから今まで使わなかった。