第1章 メイド!?
「訳あって来たんでしょ?何しに来たの?」
「実は今年から、キスマイのグループだけが初のメイド募集をすることになったんだけど、今の所いい女の子来なくて…。だから、香奈にメイドになってもらおうと思って、今日ここに来たんだけど…。」
「何で?ってか、いい女の子来なくて…ってさ、太輔たちは、顔できめてんの?そんなんなら私、やんないから」
「顔で少しはメイド決めてるけど、性格だって確かめてやってるんだ。試しに、掃除をやらせて見せたりして、決めてる。 香奈は掃除できるし料理も作れる。おまけに顔も可愛いいから、俺たちが望むメイドに当てはまるんだ。だからやってくれ。頼む。」
へぇ~。メイド真剣に決めてるんだ。
真剣に考えて私を選んでくれたんだから、なるしかないよね。
ならないと、失礼だし…
「解った。メイドやってみる。」
「マジで!ありがとな。助かるぜ。」
「いいよ。」
私は、これから先、あんな事が起こるなんて、今はまだ知るよしもなかった。