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赤い月…~F.T~
第1章 赤い月…
翌朝、早めにセットしていた
携帯のアラームが鳴る
咲希を起こさないように
アラームを止め抱きついたまま
眠っている咲希をそっと離す
咲「…んっ…」
一瞬、声を上げたが
またスヤスヤ寝息をたてて
気持ち良さそうに寝ている
しばらく咲希の寝顔を見つめて
そっとおでこにキスをすると
自分の部屋に戻った
まだ時間は十分あるが
完全に目が覚めたため
バスルームに向かう
少し熱めのシャワーを
頭からかかりながら
咲希のことを思い出す
…それにしても
俺、よく理性保てたな…w
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