第1章 赤い月…
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「なぁなぁ。」
「なんだよ?
トイレの場所分かんなかったの?」
「…は?ちげーよw
トイレ、人入っててさ
入口の外で待ってたら
隣の個室のドア開いてて
中の会話が丸聞こえだったんだよ。」
「なに?盗み聞きかよw」
「別に、そんなんじゃねーわw
それでさ、二人いて、一人は
俺らのこと、まったく知らないんだよw
興味ないですみたいな?
色気ムンムンの綺麗なお姉さんがw」
「いや、結局そこだろ?
色気ムンムン?w
これだから、チェリーは…w」
「…おいっ。
だから、チェリーじゃねーわw」
「ふはっw冗談だよw」
北「ちょっと藤ヶ谷も見てこいって。
絶対、お前のタイプだって。
あ、ちなみに一人は俺のファンな。
みっくん格好いいって言ってたから♪」
藤「あ、そうw
てか、わざわざ見てどうすんだよw」
北「目の保養?w
いいから、早く行けって♪」
藤「行かねーよw」
北「つまんねーな。
これ、二階堂や千賀だったら
絶対喜んで見に行くのに。」
藤「いや、一緒にすんなよw」