第1章 赤い月…
はぁ、と溜め息をつきながら
チラッと咲希に視線を向けると
目が合いニコッと笑いかけてくる
咲「太ちゃん、ありがと♪」
藤「ん…どういたしまして♪」
それから俺らの仕事の話や
麻衣ちゃんの仕事の話をしながら
お酒も進み盛り上がっていた
最初は横でクスクス笑っていた
咲希が俺の肩にもたれ掛かったまま
静かになって、そっと顔を覗きこむと
スヤスヤ眠っていた
藤「咲希ちゃん寝たみたいw」
麻「あ、ほんとだw
咲希、お酒強いわけじゃないのに
今日は、よく飲んでたから。
明日、覚えてなかったりしてw」
北「そんなに?w
咲希ちゃん、弱いの?」
麻「弱いわけじゃないけど
強いってわけでもないから
酔っ払ったら、今日みたいに
甘えんぼになって寝てるw」