第1章 赤い月…
それから北山が
二人とも綺麗なのに
彼氏がいないなんてもったいない、
色気が半端ない、露出しすぎ、など
おっさんみたいなことを言っている
麻「だって自分で言うのも
なんだけどさ、私たち
スタイルいいからー♪」
フフンとポーズをキメる麻衣
北「えーえー。見たら分かりますw」
麻「やっぱ若さは
どうもならないから
せめて色気だけでもねw
使えるものは使わないとw」
そんな二人のやり取りを
ニコニコしながら
トロンとした目で見ている咲希
藤「ん?咲希ちゃん
眠くなってきた?もう寝る?
俺ら、そろそろ帰ろうか?」
咲希の顔を覗きこむ
咲「眠くないもん。まだ飲むー♪
だから太ちゃん、
まだ帰ったら駄目だからねー?♪」
お酒のせいで潤んだ瞳を
俺に向けながらギュッと
俺の腕にしがみついた